塗装と健康問題

2018年06月21日(木)

【有機溶剤を使っているので過敏症が出ることもある】

 

塗料はほとんどの商品で有機溶剤を使っています。そのため化学物質過敏症などの症状を持つ人はアレルギー反応が出ることがあります。くしゃみや頭痛、倦怠感、息苦しさなどが具体的な症状となって出てきたら、アレルギー反応が生じていると考えることができます。水性塗料でも油性塗料でも多少なりともこのような傾向がありますが、特に油性塗料の場合はシンナーを希釈剤に用いていますのでよりアレルギー反応が出やすいという特徴があります。

 

【事前にこうした可能性を考えて家の塗り替えの際には対策を講じる】

 

塗料によっては、より化学物質が少なく健康への影響が少ないものもありますが、ほとんどの塗料は何らかのトラブルを引き起こす可能性があります。そのため、もし化学物質に敏感な体質であったり以前にそのような症状が出たことがあるのであれば、前もってその可能性について考えて何らかの対策を講じることができます。塗り替え中はしっかりと窓やドアを養生していますが、小さな隙間から溶剤の気化した成分が入り込んでしまうことがあります。そのため、養生されているといっても塗り替え中はしっかりと窓を締め切っておくようにしましょう。また、できれば室内で空気清浄機をつけっぱなしにしておき、少しでもきれいな空気を保ってください。

 

塗料の臭いは外に向かって発散していく傾向がありますので、外出時にはあまり現場周辺に留まらないように気を付けることも大事です。特に吹付塗装をしている場合は、かなりの確率で塗料分が多少なりとも周囲に向かって飛散しますので、出る際にはマスクをするなどして吸い込まないように気を付けてください。

 

もちろん、きちんと養生をしたり丁寧に作業を行うなどして、塗料の飛散を防ぎお客様に何らかのトラブルが起きないように最善の努力を払っていますが、それでも材質上すべて防ぐことは難しくなります。もし心配があるようならこうした対策を講じるようにして、少しでもストレスを感じない仕方でメンテナンスを行うことができます。幸志創建。ではより優しいタイプの塗料を使うと共に、丁寧で慎重な作業を意識しています。また、事前にこうしたリスクがあることも説明しトラブルを防げるように気を付けています。もし心配な点があるようなら、事前の打ち合わせでそのことを担当者に伝えていただくことでより良い対策を採ることができます。

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