外壁塗装の色の選び方が難しい理由と対処法

2018年10月11日(木)

1.どうして難しいのか

外壁塗装で難しいポイントの1つが、色です。
色など好みでよいのではないか、そう思われるかもしれませんが、実際にはそんなに簡単な話ではありません。
お客様自身が選んだ色で塗装店が外壁塗装を手がける、それなのに何故か理想とかけ離れた印象になるのはよくある話だからです。
どうしてこのようなトラブルが起きるのか、まず1つ目の問題は色の種類が非常に多いからです。
茶色、オレンジ、グレーといった感じにすぐに思い浮かぶような代表的な色は手で数えられるほどですが、実際には同じ色でも無数に種類が存在します。
同じグレーでも黒に近い濃いものから、白に近い薄いものまであり、どれを使うかで印象は大きく変わるのです。
もちろん、実際に色を決める時には色見本を使用するので、塗装店側に理想の色が伝わらないなんてケースはまずありません。

2つ目の原因がこのサンプルの色と実際の仕上がり具合の差があり、たとえ同じ色であっても色見本と建物では見え方が大きく異なります。
色見本は蛍光灯など明かりの下で見るものなのに対して、建物は太陽光の下で見るものです。
大きさもまるで違うので、熟考したはずなのにまるで印象が違うというケースがよく起こります。

3つ目の原因として、色以外の環境的な要素であり、晴れの時と曇りの時では印象が異なるのが普通です。
しかも、周囲の家との調和も関係してくるので、周囲の風景と何となく合っていない気がする、という印象をお客様が持たれることもあります。

2.安易に決めてはいけない

このように外壁塗装の色選びはなかなか難しいポイントで、もし失敗するとしばらくはそのままになってしまいます。
長ければ10年以上もその色のまま過ごす必要があるので、失敗すると大きなストレスになりかねません。
一応、塗り直しをすれば色は変えられるものの、そのために追加の費用がかかることを考えると現実的ではありません。
そのため、事前のシミュレーションは必須であり、じっくりと色について検討するのが成功に繋がるのです。
塗装店の方からは過去の経験からのアドバイスができるので、ぜひ塗装店と二人三脚で最適な色を見つけ出してください。
色は単色である必要はなく、複数の色を合わせて理想のデザインを完成させている家も多くあるので、どのようなデザインの家がいいか常にチェックするのも有効です。
幸志創建。では今まで数多くの外壁塗装を手がけてきた経験がありますので、外壁塗装の色で悩んでいるならぜひご連絡をお待ちしています。

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