木部と金属塗装は家の見た目と耐久性に影響するので要チェック

2019年11月14日(木)

和風住宅では多い木部の塗装のアレコレ

和風住宅の魅力の一つは、木を多用していてナチュラルな雰囲気を前面に出していることです。

斬新なアイディアで設計をするデザイナー系の住宅でも、木材を上手に使っていてとても素晴らしい作りになっています。

見た目にとてもきれいな木部ですが、実はメンテナンスはちょっと難しいという点もあります。

というのも、雨風、日光によるダメージに敏感であるという理由です。

また、白アリなどの生物からの攻撃も受けやすいというのも理由となります。

そのため、他の建材よりもより注意してメンテナンスをする必要があります。

木部のメンテナンスは、定期的な塗装が基本となります。

劣化が進む前に塗り替えをしていけば、ずっとデリケートな木部もきれいな状態を保ってくれますので、たとえ

小さな部分であったとしても気にかけておきたいものです。

木部に使われる塗料は大きく分けると三つあります。

まずステインと呼ばれるもので、木材に浸透する油に濃いめの色が着いたものと考えると分かりやすいでしょう。

木目や木の雰囲気が伝わりやすいので、より木部を強調したい時に使われます。

もう一つは保護着色剤と呼ばれるもので、主に外部の木材で防腐、防シロアリをメインとして使われます。

見た目はステインと同じようなものですが、塗料に防腐効果などを持つ薬品を含んでいるのが特徴です。

三つ目は通常のペンキで、中に染み込むのではなく表面に塗膜を張ります。

その分、水をはじきやすく耐性は強まりますが、木の感じが薄れるのでちょっと雰囲気が変わってしまうという点があります。

このように、塗料によってその効果や見た目が変わってきますので、自分の家に合ったものを選ぶことが大事です。

金属部の塗装について

一般住宅で金属が使われる部分としては、雨樋の受け具や壁と屋根の境目、外壁と基礎の部分の境目、雨戸などがあります。

全体的に見ると小さな部分なのですが、金属ということもあり、錆びてしまうとすぐに劣化してそこから水漏れが生じるなど、ダメージが大きいのできちんと塗装をする必要があります。

ほとんどの場合、金属部には油性塗料が使われ、しっかりとした厚みの塗膜を作ることが求められます。

こうすることで、水分の侵入を防いで錆や腐食から守れるのです。

外壁塗装などの場合は、セットにしてこうした金属部分を塗ってくれることがほとんどですので、塗装店にお任せするのが一番です。

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