我が家の塗装をDIYでしたいけど大丈夫?

2020年03月05日(木)

DIYで塗装をする場合とプロの仕事の違いとは?

一見すると、ローラーやハケなどの簡単な道具を使ってペンキ塗りをするというのは、誰にでもできるシンプルな作業に見えるかもしれません。

しかし、実際には素人さんがDIYでするのと、プロの職人さんの仕事ではかなりの違いがあります。

技術的なことで言えば、しっかりと厚い塗膜を作りつつムラなく美しく仕上げるというのは、難しいものなのです。

薄い塗料でさっと塗るだけでしたら簡単にできますが、それだと塗装の保護的な役割を果たすことはできません。

耐久性を高めることもできるレベルで、見た目にも美しく仕上げるというのはやはりプロの仕事となります。

養生の技術もプロは違うもので、窓などを汚さずにきれいに仕上げますし、塗装面と塗らない面のラインもきれいにできます。

技術以外の面では、やはり使う塗料の質が全く異なります。

ホームセンターなどで売られている塗料も最近は良いものもありますが、やはりプロが使う塗料とは耐久性も仕上がりも違います。

多くのプロ用の塗料は専門の問屋でしか買えませんし、中には質の高い専用の塗料を作っているメーカーから直接仕入れている塗装店もあります。

塗料の質というのは、そのまま見た目の良さや耐久性に関係しますので、大きな違いを生み出すことになります。

DIYで塗装をする際のポイントとは?

このようなプロの仕事にはかなわないとしても、DIYで安く、半ば趣味感覚で塗装をしてみたいと考える人もいます。

そのような場合、まず安全には細心の注意を払いましょう。

塗料は物によっては、アレルギー反応を起こしたり、中毒症状を出すものもあります。

長時間続けて作業をしないこと、そしてちょっとでも異常を感じたら作業を中断しましょう。

また、高いところの作業は必ずヘルメットをする、誰かに脚立を押さえてもらうなどして、落下の危険を減らします。

美しい仕上げには丁寧な養生作業が欠かせません。

ホームセンターなどでも、塗装用の養生シートが販売されていますので、それを使ってきれいに窓や玄関を覆うようにしましょう。

ムラなく塗るためには、一方向だけにローラーを動かすのではなく、十字を切るようにして縦と横に動かして、塗料が均等に載るようにします。

そして、一度塗りではなく、二回程度重ね塗りをするようにすると、より光沢が出ますし色ムラを避けることができます。

丁寧にゆっくりと作業をすることによって、きれいに仕上げられますし安全作業もできますので、あせらず時間を取ってDIYしましょう。

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