岡山県倉敷市 N様邸 外壁塗装(屋根塗装にタスペーサーは必要?)

2021年02月18日(木)

岡山県倉敷市N様邸で外壁塗装・屋根塗装施工しています。

屋根塗装にタスペーサーは必要ですか??

屋根は雨が直接当たる所であり、尚且つ屋根材同士の間を通って雨を排出する為、雨の出口部分を塗料で塞いでしまうと雨が逆流して雨漏りを起こすことがあります。
しかもコロニアル屋根は下に敷いてある防水シートに直接クギで止めている為、雨が釘を伝って家内に侵入してしまうと屋根の下地まで交換しないといけないので大きな費用がかかります(・。・;
なので率直に言うと雨漏り防止には最適だと個人的には思います、ただセメント瓦には使えませんので悪しからず・・・

⇩こんな屋根(コロニアル・カラーベスト)にこの工法が必要です。


⇧まず高圧洗浄後に下塗りを完了させて

⇧下塗り後にしっかり乾燥させてからタスペーサーを差し込みます。
左右の端っこから15cmぐらいの所に差し込みます、屋根材が60cmスパンなら1個、90cmスパンなら2個挿入します。
大体1㎡10個ぐらい必要です、屋根全体だと大体1000個~必要になります。
素材もポリカーボネイト製なので強度もあり、しなりもあるので瓦同士の隙間を確保してくれます(*^-^*)

一昔前までは瓦同士の隙間に縁切りと言って仕上げた屋根にカッターや皮スキなどで切り込みを入れるのが支流でしたが、せっかく仕上げた屋根に傷を入れるので塗膜が剥がれたりすることもありましたが、このタスペーサーが出来たおかげで作業効率も上がりました(*^-^*)

タスペーサーを挿入後に中塗り・上塗り


⇧挿入後、中塗りをしていきます。
タスペーサーごと塗って大丈夫です(*^-^*)⇧仕上げ塗装も一緒に塗っても雨の出口部分の隙間は確保されています(*^-^*)

ここもしっかり奥まで塗装をします


⇧屋根の付け根の見えない箇所も雨が伝う可能性があるのでしっかり塗装します⇧屋根下の水切り部分も雨で錆びないようにしっかり塗装します

今回は屋根塗装の際にタスペーサー工法に焦点を当てましたが、屋根の塗装は直接雨水が当たる箇所なので、常に水の流れを確保するのを念頭に置いて作業をする必要があります。
せっかく板金屋さんが水の流れを作ってくれていても塗装で塞いでしまっては本末転倒です。
住宅の屋根塗装・外壁塗装には手を抜いてすればいいと思う塗装屋さんもいるかもしれませんが、手を抜ける箇所なんて一つも無いように思えます・・・紫外線と水の流れの対策は全ての建物に必要不可欠かと自分は思っています(*^-^*)
屋根は特にお客様が見えない箇所なので、手を抜かずしっかり作業する塗装屋を我々は目指しています(臭いですか??でも本音です!!)(^^♪

ではまた・・・・

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