岡山県総社市 S様邸 外壁塗装・ベランダFRP防水工事をさせて頂きました。
この度の外壁塗装工事はご紹介でご相談頂きました。
S様邸は築年数の経過したモルタル外壁の住宅で、外壁には大きな亀裂や細かなひび割れが多数確認されました。
特に陽当たりの強い南面や風雨にさらされやすい西面では、劣化が進行しており、下地そのものの痛みが目立つ状態でした。
今回の工事では、塗装に入る前にまず「モルタル外壁の改修」を重点的に行いました。
単なるひび割れ補修ではなく、劣化の激しい部分のモルタルを剥がして新たに左官で補修したり、浮きや膨れのある部分も丁寧に処理させて頂きクラック部には専用補修材を使用し、強度と美観の両方を考慮しながら下地を整えていきました。
下塗りは吸い込みが激しいモルタル面の性質を踏まえ、しっかり2回塗布、これにより塗料の密着性が高まり、仕上がり後の耐久性や色ムラ防止に効果を発揮します。
中塗り・上塗りと丁寧に重ねて、合計4回塗りで仕上げました、耐候性・防水性ともに安心できる塗膜厚を確保しています。
そしてもう一つの大きな課題だったのが「ベランダの防水工事」です。
以前から雨漏りでご相談があり何度か応急処置をさせて頂いていましたが、まだ雨漏りが治らずS様からは「2階の階段からまだ雨漏りがしている」とのお声をいただいきました。
調査の結果、ベランダ防水層の劣化と排水部分の処理不足が原因と判明しました。
今回の防水工事では既存の防水層は剥がさず、その上からFRP防水の通気工法でしっかりと施工、さらに、防水層内部に湿気や空気がこもると後々膨れや剥がれが起きる恐れがあるため、脱気筒(脱気装置)を新たに取り付け、内部の空気を効率よく外へ逃がす構造にしました、これにより防水層の安定性と耐久性がぐっと向上しています。
立ち上がりや排水口まわりも丁寧に補強し、仕上がりも美しく。工事後は何度か雨が降りましたが、雨漏りは解消されたかと思います。
S様からは「ようやく安心して過ごせるようになった」と嬉しいお声をいただきました。
モルタル外壁の改修とベランダの防水工事という、大切な二つのポイントをしっかり対応できた今回の工事では、「見た目を整えるだけでなく、住まいの根本を守る施工」を大切にしています。
S様、このたびは大切なお住まいの工事を任せていただき、本当にありがとうございました。今後も長く安心して暮らしていただけるよう、しっかりサポートさせていただきます。
工事概要
施工期間
19日間 |
施工の内容
外壁改修工事(モルタル改修・コーキング改修) |
外壁塗装 |
付帯部分塗装(雨樋・手摺・他) |
基礎塗装 |
ベランダFRP改修工事(通気緩衝工法) |
仕様材料
外壁塗装 | フッ素REVO(アステックペイント) |
外壁塗装下塗り | エポパワーシーラー・微弾性フィラー(アステックペイント) |
付帯部(樋・手摺・木部) | NADシリコン(SK化研) |
(錆止め) | マイルドボーセイ2液(SK化研) |
Before / After
外壁面積 | 250㎡ |
Before
After
⇧ベランダは防水層の劣化で雨漏りを引き起こす原因があったので1からベランダの改修工事をさせて頂きました。
防水層の湿気などの逃げを作るため脱気筒を設置させて頂きました。
Before
After
⇧以前は立ち上がりで防水層を止めていたためコーキングが防水の要になっていましたがコーキングはボロボロで雨が入る状態でした。
防水層を笠木部分の外側まで伸ばすことでベランダ全体が船の状態になるため雨が入る隙間をなくしました、あと笠木部分の端部にはアルミの水切りを付けることで外壁に雨が落ちる事で外壁劣化が進むのを解消しました。
Before
After
⇧ケタバナ部分は塗膜が剥離していたので弱った塗膜は剥離して補修後に塗装させて頂きました。
Before
After
⇧エアコンを使わないとの事でエアコン撤去後に穴もしっかり埋めさせて頂きました。
Before
After
⇧室外機跡もきれいに塗装できました。
Before
After
⇧ここは断裂していたのでモルタル改修とガルバの隙間に雨が伝う感じになっていたのでコーキングで雨が入らないようにさせて頂きました。
Before
After
⇧テント跡も目立ちにくく改修・塗装が出来たと思います。
Before
After
⇧木枠も下塗りをしっかり入れて塗装させて頂きました。
Before
After
⇧大きな断裂箇所はコーキング処理をしっかりさせて頂きました。
Before
After
⇧全体的に雰囲気は変えずに仕上がったかと思います。
⇧外壁はフッ素塗料で下塗りは2種類使わせて頂きました。
施工金額
145万~150万 |