タスペーサーは、屋根塗装で必ず行われる大事な工程のひとつです。ここでは、タスペーサーの重要性についてお届けします。ぜひ、屋根塗装を行う際の参考にしてください。
タスペーサーの施工項目は見積もりで大事なポイント
タスペーサーは、屋根の塗装ではよく聞く言葉ですし、見積もり書でもタスペーサーが記されているのが通常です。しかし、依頼した業者見積もりを見て、タスペーサーが項目に無い場合、「あれ、大丈夫かな?」と不安になられるお客様もいます。もし、記載が無かった場合には、その理由を業者に聞いてみることが大切です。
タスペーサーにも規定があるのですが、屋根の隙間が4㎜以上あればタスペーサーは不要であるという条件が設けられています。また、ひとつの家に対して日が当たる屋根の角度、日が当たらない屋根の角度でも、日が当たる角度は不要・当たらない角度は必要です。
正当な理由を聞くことができない場合には、信用性に欠けるので他の業者に依頼することをおすすめします。
タスペーサーが屋根塗装で必要な理由
タスペーサーは、「雨漏り防止」「内部結露の防止」の役割があります。
ここでは、タスペーサーが屋根塗装で必要な理由についてこの2つの観点から解説します。
雨漏り防止
タスペーサーが隙間を造ることで、水の内部浸入を防止に繋がります。隙間の無い屋根は、水が内部浸入した際に水の逃げ道が一切なので、そのまま建築資材に水が浸透していき腐食を招きます。腐食を招いた結果、建築資材が傷んで水が室内にこぼれ落ち、雨漏りが発生します。
タスペーサーがあると、水を上手く外部に逃がして水を屋根に滞らせません。水を上手く排出するので内部侵入を防止し、建築資材の腐食防止にもなります。雨漏り防止になり、家の寿命を延ばすことにも繋がります。
内部結露の防止
内部結露は、外気と室内の温度差によって生じる水滴です。温かい温度は上に上昇していく性質がありますが、この空気は屋根裏まで届いています。特に寒い時期は、室内の暖かな空気と冷たい外気が合わさることで結露が発生します。
タスペーサーで屋根の通気性が確保できていない場合、内部結露した水滴が屋根内部に溜まって、建築資材を腐食する原因になります。タスペーサーがあることで内気と外気の温度差を緩和できるので結露しにくくなります。
内部結露の防止=建築資材の腐食防止になり、結果、雨漏り防止に繋がります。
まとめ
ここでは、タスペーサーの重要性についてお届けしてきました。タスペーサーは、屋根に隙間を確保するだけの工程ではありません。この工程を行う理由というのがしっかりあるので、タスペーサーは必ず行いましょう。
屋根塗装を検討中の方は、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。