みなさまこんにちは。幸志創建。の能登です。
みなさまの大切な家やマンションの壁にヒビ割れが入っているのを発見した経験はお有りですか?見つけた瞬間は大きなショックを受けると同時に、安全に対する不安もよぎるものです。事実、そのまま放置しておくと、どんどん重症化してしまうことも!
そこで、ここではひび割れの種類や原因、肝心な対策法についてお伝えしていきます。 ヒビ割れが気になっていた方も、まだ新しいけれど今のうちに対策を知っておきたい方も、ぜひご覧ください。
ヒビ割れの種類と原因
一口に「ヒビ割れ」といっても、深さや原因によって4つに分類されます。
それぞれの状態や原因についてみていきましょう。
ヘアクラック(目安は0.2mm以下)
浅く幅も小さなヒビ割れです。主な原因は3つ。
- 1,塗装が紫外線や雨風で劣化
- 2,不適切な外壁塗装
- 3,弾性素地・塗膜の上に硬質塗膜を塗装して歪みが生じた
などが考えられます。基本的に塗装部分だけのヒビ割れであり、雨水などが建物入り込むほどのダメージを与えるものではありません。
ですが、放置しておけば建物の劣化を早めるため、早めに塗り直しを検討しましょう。
ただし、3番目のように下地と塗装の相性が悪い場合、最悪一度はがしてから塗り直しとなる場合もあります。
乾燥クラック
細いヒビ割れを見つけたら乾燥クラックかもしれません。モルタルの外壁によくみられるヒビ割れですが、モルタルが完全に乾燥する前に塗装してしまうのが主な原因です。モルタルは乾燥過程で収縮が生じますが、塗料の柔軟性が追いつかない場合、ヒビ割れてしまうという訳です。塗装面だけのヒビ割れなのでそれほど心配する必要はありませんが、ヒビ割れ部分から劣化しないよう塗装することをおすすめします。
構造クラック(目安は0.2mm以上)
パッと見てすぐにヒビ割れを確認できるほどの大きさで、塗装ではなく建物内部に原因があるタイプのヒビ割れです。
- 1,建物がそもそも持っていた構造的な欠陥
- 2,地域的な特性や素材選びの失敗などで凍結と融解を重ねた結果
- 3,地震などの自然災害や、支持力不足などからくる建物の不同沈下
建物の歪みによって引っ張る力が生まれクラックとなります。それほど深くないため、パテで埋めて塗装をするときれいになりますが、原因を放置すると再発するので注意が必要です。家やビルの寿命にも関わる問題なので、原因の調査も行うことをおすすめします。
開口クラック
窓や戸などの開口部に斜めに入っているクラックは開口クラックです。上下左右の力がかかりやすい場所であり、完全に原因を取り除くことが難しい箇所といえるでしょう。ですが雨水も通りやすい場所であり、放置すると染み込んで重大な結果を引き起こしてしまいます。クラックの具合や開口部の造りによっても対処方法は異なるため、専門家に相談するのが一番の対処方法です。
ヒビ割れの補修方法
基本的な補修方法は
- 1,ヒビ割れの線に沿って溝を作る
- 2,溝をシーリング材で埋める
- 3,さらにフィラー塗付
- 4,滑らかになるよう凹凸処理
- 5,塗料を塗布して終了
というのが主な流れです。もちろん、クラックの種類によってはフィラー塗付のみで完了のものや、構造部分の補修が必要な場合もあるでしょう。
保険を確認!
通常、リフォームや新築の引き渡しから一定期間保証が付いています。
ヒビ割れに適用できる場合もありますので、一度保証書を確認してみることをおすすめします。せっかく付いているのだから、活用しなければ損ですよね!
最後に
外壁塗装のヒビ割れは、見た目は小さくとも内部に深く広がっている可能性があります。見た目で判断せず、ヒビを見つけたら専門家に相談しましょう。
もう少し詳しく知りたい、ヒビの相談をしたいという方がいらっしゃいましたら、岡山県倉敷市・総社市で真面目な施工を行っている幸志創建。までご相談ください!