屋根と一言でいっても、色々な種類があります。
全国的な傾向として、伝統的な和瓦(粘土瓦)も人気がありますが、ここ岡山でも、最近はスレート系、金属屋根、セメント瓦などが増えてきました。
それぞれ種類は違いますが、和瓦の場合を除いて、どんな屋根でも、実は定期的な塗り替えが必要です。
ではそもそも、なぜ塗装が必要なのでしょう。
屋根塗装の基本から役に立つ情報まで、わかりやすく説明していきます。
1.なぜ屋根塗装をするのか
屋根は雨や風から家を守ってくれますが、長年風雨や太陽光線に晒されると、劣化は避けられません。
台風や地震など不測の事態も劣化を早めます。
そして、これらの外的要因によるダメージにより、特に雨漏りのリスクがアップします。
そして、メンテナンスを怠っていると家そのものの傷みに繋がってしまうというわけです。
この雨漏りなどのリスクを最小限にして、屋根材や建物そのものの傷みを防ぐために、屋根には塗装が必要です。
また、塗装された塗料の膜(塗膜)自体も経年変化により劣化するので、定期的な塗り替えが大事になってきます。
屋根の基礎部分まで傷んでしまった場合には、大掛かりな改修になることも考えられますので、注意してください。
2.屋根のメンテナンス・リフォームの方法
屋根の維持管理や改修の方法は、次の3種類に分けられます。
「屋根の塗装」
屋根の基礎の部分が傷んでいない場合に有効な方法です。
定期的な塗り替えをしていれば、屋根材そのものや、基礎部分の傷みを最小限に食い止められます。
「重ね葺き(カバー工法)」
基礎までは傷んでいないが、屋根材が傷んでしまった場合の方法です。
今ある屋根はそのままで、その上から新しい屋根材を被せるため、工期や予算はまだ比較的少なくて済みます。
「葺き替え」
基礎まで傷みが進んでしまった場合の方法です。
基礎部分から丸ごと新しい屋根に交換するため、大掛かりな工事となります。
屋根のメンテナンスの基本は、以上のことからも分かるように、信頼できるプロによる定期的な点検、および優良塗装店による塗装をきっちりと行っておくことです。
そうすれば、結果的に最小限の工期や費用で、屋根をベストの状態に保ち、その寿命を延ばすことができるのです。
3.屋根塗装のメリット
定期的に屋根の塗り替えを行うことのメリットは、塗膜を新しくすることで屋根材を守り、雨漏りを予防できること。
さらに、錆やカビなどの発生も予防できることです。
また、塗料によっては、遮熱、断熱などの効果が期待できるものもあるので、夏すずしく冬あたたかい、つまり熱効率の良い住環境を、塗装によって作り出すことができます。
これは光熱費の節約にも繋がるメリットといえます。
さらに、なんといっても塗り替えにより、家の外観が美しく甦る、あるいは生まれ変わるといったことも大きなメリットの一つです。