外壁塗装はそもそも何故するのか?
外壁塗装をする意味は一般の方がよく思われる事として「美観が悪いから」「ご近所さんが塗装していたから気になる」など様々な事を思われているそうです。
外壁塗装の本来の目的とは
①雨漏り防止
②外壁材の保護
③美観の向上
まだまだ沢山あるかと思いますが、大きく考えると、この3点ではないかと思います。
①雨漏り防止
お家にとって雨漏りは家の躯体部を老朽化させる大変な事です。
そうはいっても、簡単に雨漏りで躯体部に水分が廻る事はめったにないのですが、たとえばベランダとお家の取り合い部分や屋根の瓦の割れやズレ・外壁部分のシーリング部分のヒビや隙間など、この部分が劣化していくと雨漏りの可能性が上がってきます。
その劣化を一般の方が見つけるのは、おそらく不可能かと思います、なので10年~15年で必ず点検をプロに依頼して大丈夫かどうかの判断を仰ぐのが一番理想かと思います。
②外壁材の保護
外壁材の表面は湿気に強くできております(サイディングの場合)
ただシーリング部分の亀裂や隙間によって外壁材の裏側に湿気が廻ると初めは何ともないですが、湿気たり乾いたりを繰り返してるうちに、外壁材が反ってきます⇩
⇧上の写真はシーリング部分を撤去した個所が盛り上がってるのが分かりますか?
こんな感じに変形してきます、ここまでくると元に戻せないので美観は少し悪くなります、多少の変形の場合はビスなどで治せますが、最悪の場合は外壁材の交換になる為、費用も大きく上がります。
③美観の向上
正直この③については見た目を重視される方は定期的に外壁塗装をされる方が多いです。
「外壁の変色があるけど気にしない」と言う方もいらっしゃいますが、外壁の変色だけならそこまで気にしなくてもいいと思いますが、外壁の変色をしているお家は、大体ほかの箇所にも劣化症状が出ています、たとえばサイディングの外壁ならばシーリング部分が亀裂が入っていたり、モルタルの外壁ならば、亀裂が0.3mm以上あったり、こんな症状が出ているはずです。
ぱっと見に見えなくても、プロが見ればすぐ分かります。
お家は建てると様々な費用やメンテナンス費がかかりますが、外壁や屋根が劣化して雨漏りなど起きた場合はメンテナンスの費用は何倍にも膨れ上がります。
将来的なコストパフォーマンスを考えると定期的に外壁塗装をする方が費用も押さえれます。
現在主流な塗料はシリコン・ラジカル系→フッ素・無機へ
外壁塗装でよく使われる塗料ですが、現在はシリコンやラジカル塗料が主流で約10年~15年程の耐用年数の物がよく使われています。
さらに耐久性を求められる方にはもっと上位クラスの塗料でフッ素・無機などがあります、正直、材料代はシリコンの3倍~5倍ほどで、けっこう上がります。
元々はフッ素・無機はメンテナンスの出来にくいビルなどの外壁に塗装されていたのですが耐用年数が20年位の物もある為、近年では一般住宅にも使われるようになりました。
私共では無機塗料をおすすめしており、生涯の外壁の塗り替え数を減らしてくれるので、コストパフォーマンスも良い商材です。
⇧30年間で1.5回の塗り替えでいいためおすすめです(*^-^*)
タテイルαシリーズ(無機塗料)
この商材は無機塗料の欠点でもある、弾力が無く、固く割れやすいと言われていた欠点を克服した塗料で外壁のシーリングの上にも塗装出来る、無機の塗料です。
耐用年数は20年
気密性が高い塗膜なので汚れなどが付きにくく雨などで流れてくれます
⇧外壁のシーリング部分にも塗装出来るように無機でありながら弾力をもつ塗料です
⇧こちらは屋根専用ですが、一番の特徴は硬度を高いため傷が付きにくく強い塗膜が出来ます、屋根は外壁よりも約3倍ほど太陽が強く当たる為、外壁よりも屋根が先に劣化することが多いです。
なので屋根の塗料は外壁よりも耐久性のある物をお勧めしています。
ちなみに屋根専用の塗料はこちらもおすすめです。⇩
遮熱がさらに加わった屋根専用塗料です。
最後に
色々と述べてきましたが、外壁の塗料の選別する上で考えて頂きたいのは、生涯の塗り替えコストを下げるのか、現状のコストを下げるのかこの2択だと思います。
どちらも間違いではなく、生涯の塗り替えコストを選ばれた方は目の前の費用は高くなりますが、長い目で見てお得ですし、今のコストを下げる選択をされた方も、次回はもう一個の選択をすれば同じことなので、本当に考え方の違いだと思います。
昨今外壁塗装の業者さんも増えて、どこでお願いしたらいいのか混乱する方も多いと思いますが、単純に複数社見積を取って比べればいいだけなので、あまり深く考えずに、自分のペースで選択すれば失敗なく外壁塗装は出来ると思います。
ただ費用だけでみて決める事は絶対にやめましょう、激安品に飛び込むと、安物買いの銭失いになります、ほんと世の中うまくできてますよね(;^_^A