外壁塗装の塗料ですがみなさん沢山ありすぎて混乱したりしませんか??
岡山県総社市で外壁塗装・屋根塗装をしています幸志創建。と申します。
今回は色々塗料はありますが実際の所どれを選べばいいのか何を基準に考えればいいのかを解説していきたいと思います。
正直、塗装屋さんも全ての塗料を把握できないほど外壁の塗料や屋根の塗料など近年かなりの数が出まわっています。
大まかな塗料の種類
上の図をみて頂ければ思いますが、大まかに分けて6種類程あるかと思います、実際はもっとありますが簡単にご説明すると一番耐用年数が低いのがアクリル系塗料、最近はあまり使っている塗装屋さんは少ないかと思います。
一番、耐用年数が長いのが無機系です。
その分、費用も高いですが、とてもいい塗料です。
アクリル塗料
アクリル塗料の特徴は塗り替えで以前にアクリル塗料を塗装していた場合に次回の塗り替え時には下塗りを入れなくても塗装出来るのが特徴です。
ただ紫外線に結構弱いので室内ではいいのですが外壁には不向きかと思います。
費用は安くても耐用年数が短いのが難点ですね。
ウレタン塗料
ウレタン塗料はアクリル系塗料と近い感じですが、実は意外と弾力性があるのでひび割れなどに追従してくれる事や鉄部や木部など幅広い箇所に塗装が出来ます。
しかし残念ながらウレタンも紫外線にめっぽう弱いので外壁に塗装する場合は年数があまり持ちません。
価格もアクリル系よりも若干高いくらいです。
シリコン塗料
シリコン塗料は近年では、まだまだシェアを広げているかと思いますがアクリル・ウレタンよりも耐用年数が長く弾力性もあるため外壁の塗装には向いています。
紫外線にも強くなっているのとカビや藻なども予防してくれます。
ラジカル塗料
ラジカル塗料は実はラジカルという樹脂の名前ではなくベースはシリコンやアクリルなどが主ですが塗料の仕組みによって汚れに対して強く、カビや藻も防止してくれて尚且つ紫外線に対しても強い耐光性を持っている塗料です。
費用的にはシリコン塗料より少し高いぐらいで手が届く範囲かと思います。
フッ素塗料
フッ素塗料の特徴は耐久性が強く塗膜形成も強固になるため、耐用年数が長くその分費用はかかります。
汚れにも強いので外壁も汚れにくく親水性なので汚れも落ちやすくなっています。
外壁の色の退色もおさえれるのでお勧めな塗料です。
価格もシリコン系よりも約2倍程かかります。
無機塗料
無機塗料の特徴としては無機塗料は主成分がケイ素やセラミックなどで出来ている為、人工的に作れない自然由来の物で耐用年数も今出ている塗料の中では最高クラスとも言われています。
ですが無機塗料も全てが無機成分だけでは無く有機成分も含まれた塗料になります。
色の退色や汚れなどにも強く、紫外線に対しても自然由来の成分が入っている為、対候性も強くできています。
一昔前まではフッ素や無機系は塗膜が固くて薄いと言われてきましたが近年では弾力性のある商品も出てきましたので、塗膜の固さは解消されていると思います。
ですが費用は通常のシリコン系塗料よりも材料自体で約3倍程しますので費用的に問題が無ければ一度は使ってほしい塗料です。
※無機に有機成分を混ぜる事により無機の弱点である固さを緩和し弾力性のある塗料に形成しています
外壁塗装の塗り替えサイクル
お家を建てられてからの外壁塗装の塗り替えサイクルについてですが上の表を見てもらえば分かると思いますが、シリコン系の塗料の塗り替えと無機塗料の塗り替えでは2回も塗り替えが抑えられます。
塗り替えを抑えられる=メンテナンス費用も押さえられることになります。
結局のところ塗料はどれがいいの??
色々と塗料の種類や塗り替えサイクルについてお話ししましたが結局、外壁塗装する場合どれが良いのかですが、損得で考えてしまうと目先の得を取るか、将来的な得を取るかで違ってきますが、毎回10年に一回塗り替えるという方にはシリコン系やラジカル系でいいと思います。
メンテナンスは出来るだけしたくない(めんどくさい)とか将来的なコストカットをしたい方などはフッ素系や無機系を選択されると良いかと思います。
ただフッ素や無機は塗料によっては癖が強いので経験がない方が塗装したりすると塗料によっては、きれいに仕上がりにくい場合もあります。
あと訪問営業でセラミックの吹き付け塗装を選択する方もいらっしゃいますが、あくまで個人的見解ですがセラミックはいい材料なのは分かってはいますが外壁に石調仕上げをやってしまうと塗膜が元気な時は良いですが年数が経ってくると経年劣化で固い塗膜は亀裂が大体入りやすくなります、小さな亀裂は大きな亀裂を生むので少し心配にはなります。
本当に外壁の塗料は種類がたくさんあり我々業者でも分からないほどですが経験値を積んだ塗装屋であれば問題ないと思います。
外壁塗装は詐欺が多いと言われますが、そんな言葉に負けずに誠心誠意でお客様に喜んでもらえる仕事をしていきたいと思っています。
最後はなぜか決意表明って笑えますね(*^-^*)
最後までありがとうございました失礼致します・・・・(^。^)