外壁のコーキングは、とても重要です。家の耐久性にも関わるため、メンテナンスして劣化部分はしっかり補修することが大事になります。
ここでは、コーキング工事の基礎知識と共に、重要性についてしっかり知っていきましょう。
コーキングの役割と重要性
コーキングは、外壁の繋ぎ目にあるゴム状の塗装です。防水性と耐久性の役割があります。この機能かあることによって、住宅の外壁がしっかり保たれ、外壁の寿命を支えています。
防水性では、外壁の繋ぎ目にコーキング材がしっかり密着していることが大切です。この密着が、住宅の室内に水が侵入することを防ぎ、雨漏り防止にも繋がります。
耐久性では、自然災害や強烈な日差しなどで、外壁が膨張することを防止します。コーキング材がしっかり密着し劣化のない状態では、膨張防止をしっかり果たします。
コーキング工事の種類
コーキング工事には、主に4種類の工事があります。ここでは、それぞれの工事の特徴についてご紹介します。
増し打ち
増し打ちは、既にコーキングされているコーキング材を剥がさずに補修します。
既存のコーキングの上に新たなコーキング材を注入する方法で工事を行います。この方法は、コーキングの劣化が浅い場合や、窓や扉のサッシ部分のコーキング補修の際に行われます。
基本的に、窓や扉のサッシ部分は増し打ちが主流です。その理由は、打ち替え工事を行ってしまうと、防水紙を切る恐れがあり、リスクがあるからです。そのため、安全な増し打ちでの補修となっています。
打ち替え
打ち替えは、既にコーキングされているコーキング材を剥がして補修します。
剥がした後に、新たなコーキング材を注入していく方法で工事を行います。新たなコーキング材が注入されるので、耐久性は高くなります。
施工の手間は、増し打ちよりも時間を要しますが、持ちに関しては長いです。
カバー工法
カバー工法は、薄くコーキングしたい部分や、補修工事の回数を今後減らしたい方に向いています。既存のコーキングを剥がして、そのスペースに金属でカバーする方法になります。
コーキング材の代わりに金属でカバーするので、コーキングが割れたり、水が外壁に侵入したりすることからしっかり守ります。また、金属でカバーしているので、紫外線によるダメージも受けにくくなります。
コーキング材よりも丈夫なので、メンテナンスの手間も減ります。
ブリッジ工法
ブリッジ工法は、建物の構造上の問題でコーキングを厚くできない場合の補修です。
既にコーキングされているコーキング材を剥がして、他の部材で作ったコーキング材で目地に厚みを出していきます。カバー工法よりも、リーズナブル価格でコーキング補修できるので、工事費の節約をしたい方にはおすすめです。
まとめ
ここでは、コーキング工事の基礎知識と共に、重要性についてお届けしてきましたが、理解できましたか?コーキングの劣化は住宅被害を悪化させる要因になるので、発見した際には早急に対処するのがおすすめです。
安全な暮らしを送って行くためにも、適切な対応を行いましょう。