外壁は、定期的なコーキングのメンテナンスが必要です。その理由には、外壁が劣化してくると外壁にヒビが入り、家の維持にも大きな影響を及ぼすからです。
ここでは、コーキング工事の重要性と、工事の基礎知識についてお届けします。
外壁塗装に重要なコーキング
外壁塗装では、下地の作業工程がとても重要になります。外壁をしっかり造っていくためには、その土台となる部分の工程が大事で、コーキングは大事な工程のひとつになります。
コーキングは、外壁と外壁同士の隙間を埋めているものでゴム状の物質です。
コーキングの役目は、建物の防水と耐久を果たしています。コーキングの注入で、外壁の隅間をしっかりうめるので、水の浸入を防ぎます。そして、コーキングがしてあることで、地震や日差しによる熱膨張の対策になっています。
このように、コーキングは、私たちの生活を安全で快適におくるために大きな役割を果たしているのです。
コーキング工事が必要な外壁
ここでは、コーキング工事が必要な代表的な外壁について見ていきましょう。
サイディング
外壁に、サイディングボードを張って施工を行います。
特徴は、耐久性があり、オシャレなデザインのものが豊富に揃っていることです。
工事も簡単で、戸建て住宅の建築では最もポピュラーな外壁です。
ALC(軽量発砲コンクリート)
外壁に、パネル状の軽量気泡コンクリートを使用して施工を行います。
特徴は、無数の気泡があるので軽量で、耐火性や防音性があります。
コンクリートなので、強度があります。
コーキングの先打ち・後打ち
コーキング工事は、塗装前の工事と、塗装後の工事があります。
ここでは、2つの工事の違いを見ていきましょう。
先打ち
先打ちの良さは、コーキングしてから外壁塗装を行います。そのため、コーキングに直接外的ダメージが及びません。外的ダメージとは、直射日光や雨風を指します。
直接的な影響を受けない分、コーキングの劣化がしにくいです。
基本的に、外壁塗装では先打ちがポピュラーです。
後打ち
後打ちの良さは、外壁塗装の表面が割れにくいことです。そのため、外壁を美しく維持することができます。しかし、直接的な外的ダメージを受けるため、コーキングの劣化は先打ちより早いです。
コーキングの豆知識
コーキングをして補修工事を行ったにも関わらず、ブリード現象が起こる場合があります。ブリード現象とは、コーキング材の可塑材が原因で黒く汚れてしまう現象です。可塑剤が汚れを吸着することで、目地が汚れてしまっている状態です。
この場合、再発防止を行うことが大切です。
まとめ
ここでは、コーキング工事の重要性と、工事の基礎知識についてお届けしてきました。
コーキングは、外壁をサポートする役割と、私たちの生活を快適にする役割を持っています。定期的にコーキングを見て、劣化を発見した際は放置せず、補修して被害が大きくならないようにしましょう。