暖かい空気は、冷える時にそれと接する物体の表面に結露を生じさせます。
建物にとってこの結露は大敵です。
目には見えない建物の内部で結露が生じると、知らないうちに外壁材や構造材が腐食してしまうこともあります。
外壁塗装では内部結露のチェックが非常に重要です。
内部結露の危険性
外壁塗装の必要性を感じた時は、同時に内部結露が起きていないか調べることが大切です。
どんなに表面をしっかり塗装しても、内部の構造材や断熱材が結露によって腐食していると、建物自体の耐久性は低下しています。
結露によって外壁材が腐食すると、柱や梁などその周囲の構造材にまで腐食が進行してしまうことは確実です。
木材が腐食するとシロアリの発生原因になりますし、鉄骨でも錆びが広がりもろくなってしまいます。
いずれにせよ、建物を支える重要な構造材の強度が著しく低下した状態ですので、そのまま放置するのは危険です。
すぐに倒壊することはなくても、大型の地震や台風が起きた時にはとても耐えられないでしょう。
外壁塗装の前には建物内部のチェックが行われる
したがって、外壁塗装では、まず外壁の内部を確認し、異常がないかをチェックします。
どんなに塗装の腕が良くても、内部に異常があると内側から劣化してしまうからです。
ところが、塗装業者のなかには、塗装作業の前の建物内部のチェックの重要性を理解していないところもあります。
そんなところに依頼してしまうと、建物に欠陥を抱えたまま外壁だけ塗装することにもなりかねません。
内部結露などが見つかった時には、外壁塗装の前に欠陥部分の補修が必要です。
訪問販売に注意
外壁塗装の業者を選ぶ際は、見積もりの際に内部結露まで調べてもらえるかを確認してください。
施工実績が豊富な業者なら、建物の調査の時にしっかり点検してくれるはずです。
見積もりの際に詳細に段取りを決めておけば、悪徳業者に騙される心配はないでしょう。
なかには、いきなり自宅を訪問して外壁塗装を勧めてくる訪問販売型の業者もいます。
こういう業者ではむやみに不安を煽ったり、「今契約してくれれば割引します」などとお得なことを売りにしたり、さまざまな言葉で巧みに契約を取り付けようとしてきますが、その場で契約することは絶対にしないでください。
「おかしいな」と思ったら、まずは地元の業者に相談しましょう。
その点、「幸志創建。」では、まずは外壁や付帯部の状況をじっくり診断してから、外壁塗装の必要性を判断します。
むやみに高額な工事を勧めるようなことは絶対にないので、安心してご相談ください。