日本の建築に伝統的に使われてきた土壁は、蓄熱効果や調湿効果など日本の気候に適した壁材です。
一方、定期的なメンテナンスが必要で、経年劣化した土壁は安全や健康のためにも早急にリフォームする必要があります。
土壁は塗装によってリフォームが可能です。
そこで、ここでは土壁を塗装する目安となる時期をお伝えします。
黒ずみの汚れが目立つ
土壁は、長年経つうちに手垢などが付着して表面に黒ずみが出てきます。
土壁の黒ずみは洗っても簡単には落ちないですから、汚れが目立ってきたらそろそろ塗り替えを考える時期です。
カビが生えてきた
壁にカビが生えるようになった時も、塗り替えのタイミングです。
カビが発生するのは、土壁が本来持っている調湿効果が低下しているしるしですから、どんなにカビを除去してもまた生えてきます。
カビはアレルギーや喘息など健康を損なう原因ともなるので、早めに対策を講じなければなりません。
カビを除去してくれる専門業者に頼むのもよいですが、根本から改善するには塗装などリフォームが必要でしょう。
土埃が目立つ
土壁が劣化すると、まずは小さな亀裂や剥落が生じ、そこから部屋の中に土埃を発生させてしまいます。
土埃は下に落ちるだけでなく、1メートルぐらいの高さで浮遊することもあるため、そのまま放置しておくと健康を害することにもなるでしょう。
土埃が多くなってきたと感じられる場合も、早めにリフォームする必要があります。
大きなヒビが入っている
土壁に大きなヒビができた時には、すぐにでもリフォームを検討した方がよいでしょう。
ヒビが入った土壁からは、本来の蓄熱効果や調湿効果が失われていますし、大きなヒビが入っているということは、何らかの強い衝撃が加わったのが原因ですから、放置し続けると崩落してしまう可能性があります。
土埃が健康に悪いだけでなく、建物自体の強度が低下している危険な状態ですので、早急なリフォームが必要です。
土壁の塗装でリフォーム費用を節約
大きなヒビが入って崩れる危険性のある土壁はリフォームが必要ですが、小さな劣化や汚れなどなら、上から塗装することで費用を抑えることが可能です。
土壁の塗装はDIYでも可能ですし、業者に依頼すれば数日で塗り替えてくれるでしょう。
ただ、土壁を塗装すると、土壁が持つ本来の機能が失われてしまうので、デメリットも考慮しつつメンテナンス方法を考えましょう。
なお、家のことでお困りのことがあれば「幸志創建。」にお気軽にご相談ください。
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