コーキングは、外壁には欠かせないもので、住宅にとって大きな役割を果たしています。
コーキングの劣化のサインを知って、適切に対処していくことは外壁を守るためにも、住宅の耐久性を維持するためにも重要です。
ここでは、コーキングの役割や劣化のサインについてお届けします。
コーキングの役割
建物の外壁となるサイディングボードやALCパネルなどは、隙間を空けずに貼っていく作業が重要です。この作業では、一定の隙間を設けながら資材を貼る作業が求められるため、その際にコーキングが活躍します。
外壁の資材同士の隙間を目地というのですが、目地にコーキングを入れていくことで隙間を埋め、防水や耐候をしっかり行うことができるのです。コーキングは、主に、外壁が膨らんでしまうことを防止したり、破損してしまったりすることから守ります。
そのため、住宅建築では必ず行われる工程では、外壁の寿命に大きく関わっており、耐久性を強くするために大切なのです。
適切な補修を行うサイン・見極め
ヒビ割れ
コーキングのヒビ割れの原因は、地震などが主な原因に挙げられます。地震のような大きな振動は、住宅自体を揺らすため、コーキングは揺れに対応することができません。そのため、コーキングにヒビが入ります。ヒビ割れが見つかった場合は、補修は大切です。修期間も約1年~年必要なので、放置せずに直してきましょう。
破断
コーキングのヒビ割れをそのままにしておくと、破断してさらに状態が悪化します。
破断した状態では、コーキングとしての機能が失われた状態なので、補修しなければ住宅の耐久性にも大きく関わってきます。破断している場合には、早急な補修を行うことが必要です。
肉痩せ
肉痩せは、コーキングの経年劣化で生じます。コーキング材が細くなってしまい、耐久性が低下した状態になっています。このまま放置してしまうと、剥離していくので、その前に対処しておくことが重要です。
剥離
肉痩せしたコーキングの状態が悪化すると、コーキングは剥離します。
剥離の原因は、肉痩せしてコーキングの中央が亀裂することで起こります。コーキング材の亀裂によって、剥がれ落ちていってしまうので、コーキングとしての機能は失われた状態です。剥離の放置は、住宅の耐震性を危うくする要素になるため、早急に補修して対処しましょう。
まとめ
ここでは、コーキングの役割や劣化のサインについてお届けしてきましたが、いかがでしたか?現在、お住まいの家でもしコーキングの劣化が見られる場合は、早急に補修工事を行いましょう。被害が拡大していかないためにも、状態の浅いうちに対処していくことがおすすめです。