家の経年劣化が進むと、外壁塗装が必要になってきますよね。
外壁塗装に使われる塗料には多くの種類があるため、何を使用したら良いか分からない方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、一般的な塗料の1つであるアクリル塗料の特徴について解説します。
アクリル塗料のメリットを解説します
アクリル塗料は多くのメリットを持つ塗料です。
ここでは、この塗料を外壁に使用した時のメリットを3つ紹介します。
1つ目のメリットは、透湿性が高い点です。
この性質があるため、湿気の多い室内や軒天井に塗るのに適していると言われています。
特に、天井部分には湿気が溜まりやすく塗装が剥げやすいため、アクリル塗料が向いているでしょう。
2つ目は、塗料として扱いやすい点です。
調合がしやすくカラーバリエーションが豊富なため、室内塗装にぴったりですね。
また、環境への影響も少ないといったメリットがあるため、地球に優しい塗料と言えそうですね。
3つ目のメリットは、価格が安いことです。
塗装工事の予算をできるだけ抑えたい方は多くいらっしゃるでしょう。
アクリル塗料であれば、1平方米あたり約1200~1800円で済みます。
他の一般的な塗料と比較してもかなり安く塗装工事できるため、工事費用を気にされる方におすすめです。
また、お店などを構えていて、短スパンで塗り替えたい方にも向いているため、ぜひアクリル塗料を検討してみてはいかがでしょうか。
アクリル塗料のデメリットを解説します
このように、アクリル塗料は優れている点をいくつも持っている一方で、デメリットもあります。
1つ目のデメリットは、ひび割れがおきやすい点でしょう。
これを防ぐために、多くの場合可塑剤を加えて柔軟性を補われますが、可塑剤は紫外線により落ちてしまうため注意が必要です。
2つ目は、塗り替えのタイムスパンが短い点です。
アクリル塗料は耐久年数が約5~7年程度と短く、頻繁に塗り替える必要があります。
そのため、初期費用は安くても長期的にみると高くつくケースもあるでしょう。
これから長く住宅や店舗を使われる予定の方にはあまり向いていないかもしれませんね。
3つ目は、紫外線に弱い点です。
アクリル塗料の組織は、紫外線によって破壊されてしまいます。
これは紫外線に当たることによって、塗料内部にラジカルが発生してしまうためでしょう。
これによって、外壁の光沢が失われて色あせてしまう場合があります。
まとめ
今回は、アクリル塗料の特徴について解説しました。
本記事を参考にして、これらのメリットとデメリットを踏まえたうえで、アクリル塗料を検討してみてはいかがでしょうか。