玄関ドアの吹き付け塗装前の作業
岡山県総社市A様邸の玄関ドアの吹き付け作業になります。
最近では塗装をしなくても長く持つような純度の高いアルミ製品が多いですが、20年以上前のアルミ製の玄関ドアなどは錆が出やすく見た目も悪くなっている物も多くあります。
それだけ鉄を多く使っている為、重厚感があり高級性もあるため手入れをしっかりすれば価値は十分あると思います。
今回の玄関ドアもアルミ純度がちょっと低いのか痛みや錆は出ていましたのでお客様とご協議の上、塗装させて頂くことになりました(*^-^*)
⇧養生をしっかりさせて頂いてから下処理をさせて頂きます、今回は400♯と320♯で研磨をさせて頂きました。
この下処理は塗料の食いつきを良くするために=耐久性を持たせるためには不可欠で必ず下塗り前と中塗り後には研磨は必要でヤスリの番手も状態によって変える必要があります。
今回は痛みがちょっとありましたので、320♯で下塗り前に処理させて頂きました。
密着優先のため特殊な下塗りを・・・
⇧まずは下塗りからです、今回使用したのはリフノンと言う2液の変成エポキシ樹脂塗料です。
2液のサビとこのリフノンと迷ったんですが、アルミの下塗りに適している為、今回は密着を優先してこちらのリフノンを下塗り材に使わせて頂きました。
通常この塗料は塩ビ鋼板と言って鉄にビニールを巻いた部材の可塑剤の移行を抑制する塗料で簡単に言えば、通常の塗料で塩ビ鋼板を塗装するとベチャベチャして塗料が乾かない状態が続いて汚れやすくなるのを防ぐ下塗り材ですが、アルミや密着しにくい部材にも使える塗料です。
まあその分高いですけどね・・・・(・。・;
とにかく今回は密着を優先したと言う話ですね(´∀`*)ウフフ
上塗りを2回塗装します
⇧下塗りが乾いたら400♯番手で軽く研磨して上塗りを2回かけて肌艶などを合わせていきます。
今回使用した上塗り材はNADシリコンの5分艶で自然な風合いを狙って使いました(*^-^*)
⇧玄関ドア吹付完了しました(>_<)
思った以上に自然な風合いでお客様も納得頂いたので、安心しました(;^ω^)
しかしこの日は気温が低かったので塗料が乾かないかどうか心配で冷や冷やした一日でした・・・・(>_<)
玄関ドアなどを吹き付けして思うことは、古くなった物も塗装で蘇ることも十分にありえます・・・
古くなると何でも「リフォームで交換しましょう」などと言う方もいますが、塗装で蘇る物も沢山あります、外壁の塗装をしているとそれを直に感じます。
見た目が色褪せて痛んだ物でも塗装すれば見た目も良くなって尚且つ費用対効果もいいってなると特に住宅などは費用をそこまでかけなくても、今ある物を活かす選択も大切なのではと思う今日この頃です・・・・
とくかくA様邸の玄関ドア蘇ってよかったです(*^-^*)
また次回も頑張ります・・・・