1.天気が悪くても塗装するのは
外壁塗装をする上での天敵が、雨です。
塗料に雨が混ざってしまえば薄まりますし、塗料の本来のパフォーマンスは発揮できません。
さらに、雨の中で作業をしても塗料が流れ出るなどのトラブルが発生するので、雨は外壁塗装と非常に相性が悪いのです。
しかし、雨が降っている中でも外壁塗装を行う塗装店もあり、お客様からすればありがたいと感じるかもしれません。
当然ながら、外壁塗装の作業をしている状態は、住人の方からすればあまり気持ちのいいものではありません。
特に大きいのは洗濯物が外に干せないことで、さらに換気の方にも悪影響が出ることがあります。
戸建ての住宅はもちろんのこと、多くの方が住んでいる集合住宅ではなかなか不便に感じるものです。
だからこそ、雨でも作業をしてくれる塗装店はありがたがられる面もあるのですが、これは建物のことを考えればよいことではありません。
2.無理をしてもよいことはない
先に書いたように、雨が降っている状態では塗料のパフォーマンスは発揮されませんし、将来的な悪影響を避けるためには、雨の日の作業を避けるのが基本です。
雨で塗料が薄まるなら最初から濃くしておけばいいのでは、そのような質問をいただくこともありますが、そのやり方はほぼ無意味です。
塗料を濃くして効果があるならよいのですが、実際には最適な塗料の状態は決まっています。
その最適な状態より薄くては駄目ですし、逆に濃くても駄目なので、雨が降る場合に備えての対策はできないのです。
仮に塗料の問題が解決したとしても、雨で流れ出る恐れがある点は変わりませんし、さらに湿気によるリスクもあります。
湿度が一定以上の場合も、塗料は本来のパフォーマンスを発揮できず、塗料メーカーによる明確な注意事項が存在しています。
雨が降っていなくても湿気の問題で作業を延期することもあるので、雨は塗料にとって不利な条件が重なった、極めて相性の悪い状態と言っても過言ではありません。
雨の日に作業をすると後々にひび割れなどのトラブルが起こる可能性が高くなるため、雨の日に作業を強行することは決して良いことではないのです。
一応、雨の日であっても今後のためにできることはあるので、全く仕事をしないわけではなく、作業を万全の状態で進められるように雨の日も努力させていただきます。
雨の日でも作業をしてくれる塗装店の姿勢はよく見えるかもしれませんが、外壁や建物の将来をしっかりと見据えている幸志創建。にぜひ仕事を任せてください。