外壁塗装について調べていると、「塗膜」という言葉に必ず出会います。
そこで、ここでは塗膜について、その役割や重要性をお伝えしましょう。
塗膜とは
塗料を塗り、それが固まると塗料の膜ができます。
これが塗膜です。
外壁や屋根などの家の外装は日光や雨により日々劣化していきます。
外装が劣化すると、雨水が家の中に浸食してしまい、ますます劣化が速まってしまうため、それを防ぐためにも外壁塗装が必要です。
外壁塗装を行うことで、新たに形成された塗膜が外装を保護し、家自体の耐用年数を伸ばすことにもつながります。
塗膜の形成に重要な塗料は、顔料や樹脂、水や溶剤などでできており、これを外壁や屋根に塗って乾燥させることで塗膜を形成するのです。
塗膜の役割
上で見たように、塗膜には家の外装を保護する役目があります。
家の外壁や屋根にはセメントが使われることが多いですが、セメント自体は水分を吸収しやすい性質があるので、そのままの状態では雨水をどんどん吸収してしまいます。
セメントに吸収された水分は気温の変化で膨張や伸縮を起こすため、そのせいでセメントにひび割れや爆裂が生じることもあるのです。
ですので、家の外壁や屋根を劣化から防ぐには、塗装によって塗膜を形成する必要があります。
塗膜によって外壁や屋根をひび割れや反りから守ることで、家の寿命が長くなるのです。
塗膜の欠陥で起こるトラブル
しっかりした塗膜を形成するには、塗料の塗布量や塗装の工程を正しく守って施工する必要があります。
業者がどこかで手を抜くと、せっかく外装塗装したのに後から不具合が生じるなんてことも起こりうるのです。
たとえば、塗料に含まれる樹脂が日光や雨の影響で劣化して起こるチョーキングという現象があります。
樹脂が劣化して痩せてしまうと顔料が剥き出しになるため、その部分を触ると白っぽい粉が付くのがわかるでしょう。
それがチョークの粉のようであることから、この現象をチョーキングと呼んでいます。
また、塗膜がしっかり形成されていないと、そこから色褪せが生じたり、さらに劣化して亀裂を生じたりすることもあるのです。
塗料の塗布量や塗装の工程を守ることは外壁塗装にとって非常に重要なことがおわかりでしょう。
塗膜の欠陥を防ぐには塗装業者選びが大切
外壁塗装の成否は、しっかり塗膜を形成できるかが鍵ということがわかりました。
日光や雨から外壁を守り、建物を長持ちさせるためにも塗布量や工程をしっかり守る業者に依頼することが大切です。
その点、「幸志創建。」なら安心してご依頼いただけます。