外壁 サイディング 耐用年数(メンテナンス)

2018年03月17日(土)

サイディングのメンテナンスとは?

近年、家の外壁の種類は様々ですが一般に多く使われているのはサイディングと言われる物です。
その中で家の耐久性に大きく関わっている物が、サイディング目地のコーキングです。
  コーキングは年数が経つにつれ弾力性が無くなります、ゴムと同じで表面が乾燥してくると割れてきます。
原因はよく言われているのが紫外線や空気や水です。
 
【コーキング剤の種類】
・アクリル
・ポリウレタン
・変性シリコン
・シリコンコーキング
など、まだまだ出せばキリがないくらいありますが、
今回はサイディングの外壁塗装をする際に使われるコーキングやメンテナンス(耐用年数)についてご紹介します。

コーキング剤の役目!

◆外壁サイディング材を保護するため

外壁材同士にわざと隙間を作り、部材同士が干渉して傷まないようにクッションする役目や
強風などの影響で外壁材の動きを抑制するためにコーキングがクッションになってくれています。

◆水の侵入を止めるため

もう一つの役目はサイディングには裏と表があり表側には模様を施し、最近ではフッ素コーティングやチタン
コーティングがなされ耐久性は抜群に向上しています。
ですが裏側は大体が無加工でセメント質そのものです、コーキングが古くなり亀裂が入り痩せてきます
痩せた隙間から水分が入ると外壁材の裏側に浸透してきます、初めは湿気と乾燥を繰り返しても問題は
ないのですが何度も繰り返しているうちに変異してきます。


上記二つの写真は外壁のコーキングからの浸水による変異です、写真の真ん中あたりが反ってきているのが分かるかと思います。(ブリード現象も起きています)
※ブリード現象とはコーキングの廻りが黒ずんでいる状態の事です


この状態を放置してしまうと外壁材が亀裂を起こし、ひどくなると部分交換になり、かなり高額なリフォーム費用となります。

メンテナンスはどうするの?

まずはご自身でのメンテナンスが大切で、目で見て触って確認してください!
(コーキングの確認事項)

・コーキング面にヒビ(亀裂)が入っていないか?
・手で触ってみて、弾力性はあるか?
・コーキングと外壁材に隙間は空いてないか?
・コーキングの周りが黒ずんでないか?

上記4項目で一つでも当てはまる場合は一度、塗装屋さんに相談してみてください。
 コーキングの耐久年数は大体5年~8年です。※物によりますが


点検の結果、外壁塗装が必要にになった場合は、必ずやって頂きたい事があります。
コーキングを打ち替えの場合は、必ずノンブリードの物を使ってもらう事!!

 もしコーキングの打ち替えをせず塗り替える場合は、コーキングの黒ずみの原因はシーリングの油分が
表層に出て汚れた物なので、そのまま塗装してしまうと、また黒ずみが表層に出てきます。
それを防止するのがブリードオフプライマーです、必ずこれを使用後、塗装してもらってください。

弊社では外壁塗装をする際にコーキングの上から塗装する場合は、

超高耐久ポリウレタンのコーキングを使います。
 コーキングだけの打ち替えの場合は超高耐久変性シリコンを使います。


弊社がよく使うオートンのTF2000 ←これは耐久性と費用対効果がいいのでおススメです!
   
近年ではサイディングの外壁塗装の場合は大体コーキングの打ち替えをするのですが、
状態がいい場合はされない事やプライマーを使わず塗る場合もたまにあるので、お客様の知識の一つとして覚えて頂けたらと思います。

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