外壁塗装で使われる塗料の種類と特徴について

2018年08月23日(木)

1.コストが安い種類

外壁塗装に使われる塗料はいくつもあり、それぞれ耐用年数が異なります。
基本的には耐用年数が短いものほどコストは抑えられ、耐用年数が長いものはコストもかかるので、耐用年数とコストのバランスをどう考えるかがポイントです。
塗料は大きく4種類に分けられ、その中で最もコストがかからないのはアクリル系塗料です。
色鮮やかに仕上げたい場合には適しているものの、耐用年数の面では大きく劣っています。
紫外線に弱いという大きな弱点があるので、アクリル系塗料を使っていくならこまめな塗り替えが必要です。
そのため、外壁塗装1回のコストは抑えられていても、長期的に見るならそこまでお得ではありません。

アクリル系の塗料より性能面で優れていて、コストもそれなりに安く抑えられるのがウレタン系塗料です。
こちらは戸建住宅でよく使われており、性能とコストのバランスのよさなどから人気の塗料です。
木材であっても使える利便性は魅力ですが、耐用年数はアクリル系塗料と比べてやや長めといった程度で、最大でも8年程度で寿命を迎えます。
耐用年数は5年から8年程度なので、ウレタン系塗料を使用するなら5年を目処にして検査を受けるのがポイントです。

2.最終的にどう判断するか

ウレタン系塗料よりも長持ちするのがシリコン系塗料で、耐用年数は8年から12年と、ウレタン系塗料と比べれば雲泥の差があります。
防水性の面で高い効果を発揮するだけでなく、コストパフォーマンスの面でも優れているのが魅力です。

このシリコン系塗料を上回る性能を誇っているのがフッ素系塗料で、耐久性など外壁に必要な様々な要素を兼ね備えています。
耐用年数も12年から15年と他の塗料を上回っているのですが、それだけコストがかかるところをどう判断するかです。
さらに汚れやすい、施工のためには大掛かりな工事が必要な場合もあるなどのデメリットも存在しており、単純に高いからよいとは限りません。
そのため、フッ素系塗料は頻繁に外壁塗装を行うことのできない大型施設でよく用いられる塗料です。

いずれの塗料を使ってもいつかは再び外壁塗装をする必要があるので、明確な正解はありません。
建物の状態や予算など、様々な要素を検討して外壁塗装の塗料を決める必要があるので、その辺りは塗装店とよく相談してください。
幸志創建。ではこれまで様々な外壁塗装の仕事を請け負ってきましたので、どの塗料を使って外壁塗装をすればいいかなど、適切なアドバイスをできると自負しています。

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