DIYでの塗装について考える

2018年12月20日(木)

・DIYでの塗装はお避けください

DIYでの塗装ですが、結論から言いますとやめておいた方がよろしいのでは、というのが本音です。
犬小屋の屋根を、とか、古い物置の壁を少しだけ、という程度でしたら、十分注意の上でやっていただくのも良いでしょう。
実際にやってみると塗装は結構大変な労働ですが、成果が目に見える為、完成後の充実感はなかなかの物です。
塗料の選択、用意や掃除、天気との兼ね合い等、準備は大変ですが、DIY好きな方でしたら楽しく感じる方もいらっしゃると思います。

しかし住居として使っている建物の外壁や屋根についてのDIY塗装は、思いとどまっていただきたいです。
理由としては、まず危険です。
特に高い部分の塗装は危険です。
屋根からの落下は命にかかわります。
DIYで足場を組んで塗装する方はいないと思いますので、はしごや脚立を使っての塗装になるでしょう。
はしごや脚立を使った塗装は足元が安定せず、事故が発生する元になります。
塗装工事での事故の7割は高所からの落下が原因です。
高い所に登る+何かの作業をする、ということは、皆さんが考えている以上に危険なものです。

次に、思いのほか時間がかかり、その割には綺麗に仕上がらない、ということもあります。
清掃から養生、そして塗装という簡単な工程でやったとしても、一軒の家をDIYで塗装となると、休みの日を全部使ったとしても1か月以上かかるのではないでしょうか。
毎週末を塗装作業に取られるというのは、DIY好きな方でもなかなかつらいのではないでしょうか。
また、長々とやっていると、匂い等でご近所の迷惑となりかねません。

最後に金額の問題です。
ホームセンターで販売しているような塗料はそれほど強度や耐久性は無く、長持ちしません。
専門業者に依頼すれば10年持つものが、1年から2年ではがれてくることもあります。
これに懲りて次回は専門業者に、と考え依頼したとしても、再塗装の際には一度塗装をすべて剥がさなければならないことが多く、これにもお金がかかります。
それならば専門業者用の塗料を入手して、と考える方もいらっしゃるでしょうが、薄め方や塗り方等ノウハウがあり、簡単にできるものではありません。

DIYがおススメできない理由は他にもありますが、やはり一番の理由は危険です。
少しの金額を節約するために怪我をして、治療にお金がかかってしまっては元も子もありません。
住居の塗装は信頼できる専門業者に依頼することをおススメいたします。

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