外壁塗装はどうして定期的にすべきなの?工事の流れは?

2019年10月17日(木)

外壁はどうして定期的に塗り替えをしないといけないの?

一般住宅の外壁は、サイディングという建材が貼られていることがほとんどです。

これはセメントがメインの素材で、いろいろな繊維質や添加物を混ぜて作っている素材です。

火災に強く強度も高いですし、価格もリーズナブルですのでメリットの多い素材です。

しかも、表面をレンガ調にしたりタイル、木目などのデザインにすることもできて、見た目も良いというのがポイントです。

これに塗装をして表面を塗膜によって保護することで、雨風にも強い外壁として機能するようになります。

こうして何年も持つ丈夫な外壁ができます。

しかし、外壁は常にダメージを受けています。

特に太陽による紫外線によるダメージは強く、色あせや塗膜の劣化をもたらします。

また、雨も外壁の大敵と言えます。

雨が当たるところは水分によって塗膜がはげてきてしまいますし、質も落ちてしまいます。

さらに、湿気があるところはどうしても藻が生えやすくなってしまいます。

藻は徐々に塗膜を浸蝕してしまい、外壁をボロボロにするのです。

表面の塗膜が劣化、もしくははがれてしまうと、その中の外壁にダメージが及ぶようになります。

塗装は塗り替えれば大丈夫ですが、外壁までダメージが及ぶと外壁そのものを張り替える必要が出てきます。

その場合は、費用も手間もかなりかかり大工事となります。

こうした事態になる前に、外壁の塗り替えをして外壁を守る必要があるのです。

 

外壁塗装の流れは?

外壁を塗り替える場合、まず家の周囲に沿って足場を立てます。

こうすることで、二階部分などの高いところを塗れるようにするためです。

しかし、平屋の住宅や下屋根が家の四方にある場合は、脚立を立てることで高いところも塗れるため、足場が不要なこともあります。

その後、全体を高圧の水で洗浄します。

これによって、壁の表面に付着している砂や汚れを落とすことができます。

また、劣化している古い塗料が高圧洗浄によってはがれて、きれいな状態になります。

この洗浄が終わると養生という作業をします。

ビニールなどで窓や玄関、天戸などの塗料が付いてはいけないところを覆います。

そしていよいよ塗装作業に入るわけですが、通常は下塗りと言って透明もしくは白色のベース材を塗ります。

これが厚い塗膜を作って壁を保護するものとなります。

その後、上塗りとも言いますが、色のついた塗料を塗ります。

こうして美しい色に塗り替えられることになります。

最後に、養生をはがして掃除をすれば完了となります。

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