【重要】外壁塗装の補修って?

2018年04月24日(火)

外壁塗装って塗るだけなの?

みなさまこんにちは、岡山県岡山市・倉敷市・総社市で外壁塗装・屋根塗装をさせて頂いております幸志創建。の能登と申します。

外壁塗装を考える上で、外壁って塗るだけで大丈夫っと思われている方も意外と多いのではと思いますが。

その考え・・・違います!!

外壁や屋根などを塗装する際にまず初めに高圧洗浄が入ります、これは塗装をするために表面の苔や汚れや旧塗膜などを削り落として素材の下地を出す為の初期の作業です。
業者が使う高圧洗浄機は家庭用の電気式の物よりかなり圧力が強いです。
家庭用が約50~60キロ位に対して、外壁用の洗浄機が約140キロです!
これぐらいの圧がないと外壁や屋根の汚れが取れません。

そのあとに重要になります下地の補修や調整、一般的に足付けやケレンと言われていますが、これは一般的に外壁や屋根の痛みが軽い場合はこれだけで作業は完了出来ます。
ですが一般的な下処理だけでは終わらないもケースも多くあります!!

下の写真は外壁材の劣化がひどく交換レベルです。


こうなってしまうのは外部ではなく内部からの浸水です、実はこの場所はお風呂の外の外壁なんです。
最近のお風呂はユニットバスが多いですが今だにタイルの浴室が多くあります、ここもタイルの浴室でした( ;∀;)
タイルの目地はセメントなので古くなると水を通します、外壁の防水膜もありますが、これも古くなると効果を発揮しません、その為に外側に水分が漏れ出して外壁自体を痛めてしまいます。
ただこうなる前の処理は出来たはずですが、でも外壁をわざわざチェックされる方もいませんので仕方がないのかなっと思っています( ;∀;)

補修のやり方

この事例では最終的に傷んだ外壁材の部分の入れ替えをして、周りをパテとコーキングで処理をしました



一度外壁の傷んでいる箇所を削りだし、中に溜まっている水分を抜きました。
以前のシーリングの箇所が悪かったのか、サッシ側のシールを取ったら水がかなり出てきました、原因はシールで水分を止まって外壁側に流れてきたのか?ただ単に内部から時間と共に流れ出たのかのどちらかでしょう。
なんにせよ数日このままにしたら乾燥してましたので黒い部分の所に防水テープを張り、次の工程へ移りました。



次に傷んだサイディング部分を新しいサイディングの形に合わせるために、カットしてシールで接着、周りの凸凹箇所はボード用のパテで面をならして完了です💦
あとサッシっと外壁のシーリングも撤去後、新たに打ち替えました。
結果としては水の流れはサッシから流れるようになりました。
結局、原因はシールの打っていた場所が悪かったのと、お風呂側からの浸水この2点だと分かりましたので無事補修は完了となりました。

このあとから本来の外壁塗装の工程に移ります。

ただ補修といっても簡単な物もあればここまで大変な物もあります、業者によってはシールで補修して終わりも十分あり得ますが、弊社はこの先10年以上大丈夫と思える施工を志しているので、ここまでやってしまいます。
正直採算がとれないなっと思うことも多々ありますが、弊社が他社と差別化できるのは小手先の塗装ではなく、この先もずっと安心して住んで頂く為のお手伝いをする事を前提に考えて取り組んでいます。

この信念はこれからも変える事は一切ありません!!

今住まれている家の外壁をご自身で一度チェックをしてみましょう!


外壁に細い亀裂がある
②壁に触ったら手に色がつく
③外壁の北側に緑のカビがある

などが外壁劣化の初期症状です、病気と一緒で初期段階で見つける事がいいのです!
上記の3項目どれか一つでも、当てはまる場合は、一度塗装屋さんに相談してみてください。
外壁診断やお見積りは基本どこも無料でやってくれます、その先はお客様自身が決める事です。
この先何十年も住まれるご予定ならば、ひどくなる前に一度、外壁の塗装をお考えになってみてもいいじゃないでしょうか?

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